ものづくりブログ

ゼロからスタートして何かを作って世に出すまでのことを書くブログです.

サンカクを使ってみて感じた採用とブレストの新しい形

 

こんにちは.

 

久々にラズパイの話題から離れて,WEBサービスのレビューです.

 

先日リクルート社のサンカクというサービスを使って,ある会社の方とお話してきました.

 


仕事を辞めずに、成長企業の経営にサンカクできるサービス「サンカク」

 

企業がディスカッションしたい課題について掲示し,ユーザがその中から興味のあるものを選ぶと企業側に参画したいという意思が伝わり,企業側も興味を持てば別途日程や場所などを決めてディスカッションをするというものです.

 

企業側は無償で意見が得られて,ユーザ側は自分の興味のあるサービスに意見が出せる(参画できる)というサービスなのですが,使ってみるまではそんなにメリットあるかな?と懐疑的でした.企業側からすると1時間やそこらでクリティカルな意見が出てくるとも思えませんし,ユーザ側も特に責任もなく好きに意見を言うだけで経営に参加している気分にもならないのでは?と思っていたからです.

 

そして実際にユーザ側として使ってみたところ,概ね私の事前の予想は合っていて,そこまで良い意見が私から出せたかというとそうでもないですし,当然経営に携わっている気分にも浸れませんでしたが,いくつか有効な使い道が思いつきましたので書いておきます.

 

1. 採用

課題を投げてそれに対する改善案を出してもらうというのは,考えてみれば普段の業務そのものです.このため,その意見がすぐに使えるような画期的な意見であるかどうかは置いておいて,ディスカッションした相手が自分で考える力があるかどうかや,どの程度知識があるかなどを知るには非常に良い手段だと感じました.

 

2. 人脈を広げる

普通に仕事をしていると関わらないような異業種の方と知り合えるので,これは企業側もユーザ側もメリットがあると感じました.実際私も必要に応じて紹介できそうな人やグループがあるなあと感じました.

 

3. 転職先探し

これはユーザ側のメリットですが,少なくともその会社についてインターネットで仕入れられる情報よりは詳しい情報を知ることが出来ます.どんな人が働いているのか,裏側ではどのようなオペレーションでサービスを回しているのか,どんなオフィスなのか,などなど.企業探しだけでなく,面白そうな業界を探すという用途でも使えそうです.

 

4. ブレスト要員

ブレストってあんまり正しく行われているのを見たことが無いのですが,本来はひたすら意見を出しまくる作業です.他者の意見への意見はご法度です.つまりバックグラウンドとか知らない人でもとにかく様々な意見を出すことに価値があるのですが,そう考えると普段組織の中にいない人が加わってくれると結構ありがたいのです.そこで社内のブレストの時にサンカクを使って人を呼ぶというのは面白そうだなと感じました.自社でブレストやることがあったら使ってみようかなと思います.

 

 

 

特に1については今採用を考えている会社ならすぐにでも登録したほうが良いのではないかなと思いました.無料ですしね.その時のお題の決め方などでどんな人を呼べるかとかが変わってくると思うので,もし自社で出すことになったらそのあたりのA/Bテストなども実施してみて成果を公開しようかなと思います.

 

 

 

参考文献

特になし.