ものづくりブログ

ゼロからスタートして何かを作って世に出すまでのことを書くブログです.

串カツ田中ってコスパ良すぎてちゃんと儲かってるのかむしろ心配

こんにちは。

先日妻と娘連れて私の父母妹と串カツ田中に行ってきました。
全員満足度高すぎて特に娘(2歳)なんかチンチロでサイコロ振るたびに周りが沸くし、ソフトクリームも作らせてもらえるし、子供はじゃんけん勝つとドリンク無料ってやつでグーしか出せないのにお姉さん毎回チョキ出してくれるしで、狂喜乱舞して昼寝も忘れるほどでした。

そして6人でお会計が1万円ちょっと。満足通り越して儲かってるのか不安になるくらいでした。それで考えたのですが、もしかしてチンチロハイボールって期待値的に(顧客側が)マイナスなんじゃ?と思い、調べてみると、以下の通り客側がお得でした。

通常注文:   0.83 円/ml
チンチロハイ: 0.63 円/ml
※ ただしこの記事では1杯350円ですが2019/4/22現在390円なので単価は異なります

でも、こちらに得だからってお店が損とは限らない。もしかしたらWin-Winの施策かもしれないと思い、飲み物の原価を考慮に入れてお店視点で期待値計算をしてみました。
ハイボールの原価をこのサイトから、通常50円、メガで100円と見積もります。

ゾロ目 【確率】6/36 【原価】 50円 【販売価格】 0円 【粗利】 -50円
偶 数 【確率】12/36 【原価】 50円 【販売価格】195円 【粗利】 145円
奇 数 【確率】18/36 【原価】 100円 【販売価格】780円 【粗利】 680円

6/36 * (-50) + 12/36 * 145 + 18/36 * 680 = -8.33 + 48.33 + 340 = 380円

というわけで、普通にハイボールを注文された場合は390-50 = 340円の粗利に対し、チンチロハイボールの期待粗利は380円ということで、1杯あたり40円もお得という結果でした。

メガ飲んだ人が酒量の限界から注文する数が減って客単価が減るのか、逆にテンションが上って客単価が増えるのかはもうデータでは計算が難しい領域な気がするので手を付けませんが、妻の様子を見ている限り後者のような気がしているので、結果として利益を生み出す施策なのだろうと思います。

近所の串カツ田中が末永く繁盛するのを祈っています。