趣味と実益を兼ねてスマートハウス実験室を作ったお話
こんにちは。
かなり久々の記事更新ですが、その理由はこの数ヶ月全然電子工作やプログラミングをやっていなかったからです。
なぜかというと、転職し、別のものを作っていたからです。
それがこちら。
何かというと、IoTデバイスを詰め込んだ家、のような空間です。
なかなか自分で買うと高いHueだったり、COCOROBOだったりのAPIを好きに叩いて良いよ、ということにしています。
ここに来て色々な製品を使ってみてすごく面白ければ買えばいいし、思ったほど面白く無いなと思ったら買わなければ良いので、なかなかお金のかかるハードウェアエンジニア達にとってはそれなりに便利に使ってもらえるのではないかなと思っています。
なんでこの場所を作ったかというと、企業が作るスマートハウスと、個人が考えているスマートハウスにギャップを感じたからです。正直世界中どの企業を見回してもわくわくするスマートハウスの構想が出てきていません。セキュリティがどうだとか、データの量が膨大になるからデータセンターを大量に作れねばとか、たしかに重要なんですけど、肝心のアプリケーションが出てきません。
一方で個人の活動を見ていると、家を音ゲーのゲーム機にしてしまったり、自動化を実現してしまったり、色んな面白そうな事例が出てきています。
でも個人で作るとやはり使える予算も少ないし、製品にするためには超えるべきハードルが多数あります。自宅を世間に公開するわけにも行かないので、せっかくの作品も世に広まることが少ないという課題も感じています。
そこで、それらのハードルを取っ払っていこうと考えて作ったのがこのConnectly Lab.です。
具体的には以下のようなハードルを取り去ることに貢献できると考えています。
- 作品を見てもらうコストが減る(for個人)
- アプリケーション開発のための機器購入コストが減る(for個人)
- 他者の作品とその技術を調べるコストが減る(for個人)
- 作品を製品に変えることができるメーカーとのマッチングコストが減る(for個人)
- 逆に製品化する実力はある企業がアイデア探しできる(for企業)
- 面白いアプリケーションに使ってもらえる製品類(Netatmoとか)の宣伝コストが減る(for企業)
- 部屋のデザインをオシャレに作っているので、デザイン重視層にもアピールできる(for個人、企業)
- ものづくりを促進するようなイベント開催コストが減る(場所を無料で解放)(主にfor企業)
- 普段から見学者がいるので、アンケートなどで市場の声が聞ける(for個人、企業)
こんな感じで色んな方々にメリットを提供して、その結果としてこの世にスマートハウスというものが実現すれば、会社や社会の利益にもなるかなぁと思っています。
是非これをご覧になった皆さん遊びに来てください。
遠隔操作できるロボットもあるので、遠方からのオンライン見学も大歓迎です。
お待ちしております!