ものづくりブログ

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部屋の使用状況をTweetするデバイス(Raspberry Pi)の再検証に失敗した

 

こんにちは.

 

以前行った検証の結果を受けて,改良を加えた会議室モニタリングシステム(仮名)の再検証を行おうと思いました.

 

 

 

1. 改良点

 

何らかの原因でWifi接続が切断してしまった時に再接続しないという問題があったので[1],wicd-cursesを使用して自動的に再接続するよう設定しました.

また,人が少ない場合に退室したと判断するケースがあったので[1],プログラムを少し改修しました.

 

Daisukekmr / raspberrypiShellscript / Downloads — Bitbucket

 

具体的には,PIRセンサが30秒反応しない場合に退室と判定していたのを,少し伸ばして45秒にしました.ここはチューニングが必要と感じたので,変数を使用してより簡単に変化させられるようにしました.またこれにより将来的には外部から秒数を調整するなんてことも視野に入れています.

 

その他設置環境は初回の検証と全く同じで,設置期間は18:00から翌日の18:30までです.

 

 

 

2. 検証失敗

 

ただここで1点大きな問題が発生しました.

 

前回接続していたネットワークが業務に使用していないネットワークで,WEP接続だったのですが,wicd-cursesを使用するとWEPでは接続できないことがわかりました.

 

そこで業務に使用しているwpa2接続のネットワークへ試験的に接続してみたのですが,これではttytterのoAuth認証が通らないことが判明しました.ちなみにこのネットワークではapt-getのupdateも失敗するため,何らかの特殊な理由があるのだと想像しているのですが,現在までのところ解明できていません.teratailで質問したり,Googleで国内外のサイトを探しているのですが同様の事例が出てこないため,かなり希少な例なのだと思います.

 

 

 

3. 対応

 

結論として,WEP接続では再接続ができないということと,wpa2ではttytterが使えないということになってしまったので,twitterへのつぶやきで部屋の使用状況を取得することを諦めました.

その代わり,ラズパイ内にデータベースを構築し,PHPまたはPythonを使用してそこに書き込むことでログを取ることにしました.

これにより,外部のネットワークと接続することなくログを溜めることができるので,効果の検証ができます.

とりあえず次の1手が決まったので,Pythonの学習と,それをラズパイで使用する方法について学んでいきたいと思います.

参考文献

[1]ものづくりブログ「部屋の使用状況をTweetするデバイスを会社の会議室で使ってみた」(http://daisukekmr.hatenablog.com/entry/2015/02/10/193000)